2006年10月22日

生まれ育った町、西舞子へ

20061022tetra
西舞子 - 神戸市西端の小さな海岸線のまち。テトラ、砂浜、テトラ、そして小さな漁港、ここにはそれしか無いけれど、奥が深くて想い出深いところ。

 昔むかし、Popyがまだ小学生だった頃、毎日学校が終わってはここへ来ていたものだ。大人になって、再び釣りを楽しむようになってからも、初めのうち通い続けたのはもちろんここ。あの頃は楽しかったなぁ、面白いほどよく釣れた。今よりずっと下手くそで、知識だって皆無、ただなんとなくやっていただけなのに、それでも今よりずっとたくさん釣れていたね。

 最近はほんと釣れない、釣れないんじゃなくて魚がいない、すごく少なくなってる。釣り場でも、釣りをあきらめて話し込んでいるオジサンたちの口からはやはり「全然おらへんわ、おっかしぃでほんま」「ワシ10日間毎日来とるけど、もうぜんぜんあかんわ」「昔はよぅ釣れたのになぁ…」という会話ばかりが聞こえる。やはりPopyだけが釣れない病にかかっているわけではなく、みんな同じなんだ。少なくとも、そういう状況が確認できている須磨〜垂水〜朝霧〜明石〜二見〜赤穂&淡路北半部では、そういうことになる。それでも運の良い人は、狙った獲物をちゃんと獲って帰れることもあるとか。聞いた話だが、魚種によっては漁師も漁をあきらめて船を出してないという話さえもあり、深刻だ。まぁ原因は水温とか水質(塩分・濁り等)が例年にない推移をしているというところにあるのだろうけれど。

 「原点回帰」なんて書いてみたのは、そう、文字通りの意味。ホームグラウンドから西へ東へ走りまわってもこの状況を打開できず、遠くを目指せば目指すほど、「獲る!」と殺気だった気持ちが空回りするばかり。それならば、ここを動かずに足元でも探ってみようか、という話。テトラの積み方や魚の通るルートまで頭に入ってるホームグラウンド、それをなぜ攻めない!?ってこれ、結構盲点だったりするかもね。



 西舞子をさらに西端から攻める。まずは大蔵海岸埋立地の付け根から続くテトラ帯。この記事のタイトル写真がそれだ、非常に足場の悪いジュゴン型消波ブロックなので、テトリスト初心者は要注意。リスクの分だけ見返りは大きく、Popyはここで百匹以上の良型根魚を釣りまくり、25cm以上もあるメバルや30cm前後のカサゴを何度も釣った場所である。(ここでは根魚釣りの外道でカワハギやギンポ、良型ナマコなど釣れます(^^;

 さて、このとき調度満潮の潮止まりで「潮位が高くて波が穏やか」という、探り釣りには絶好のコンディションだったわけだが、肝心の魚影は極めて薄いようだ…。ジュゴン型テトラは下にできる穴が大きくて面がツルっとしていて明るいので魚が隠れられる場所が限定されており、魚が居れば大抵目視で確認できてしまうという代物。つまりは魚が全然居なければそれも丸分かりという、夢のない一面も…。しかしまぁこれだけのテトラと穴があって、魚が1匹も居ないなんてこたぁ無い、それを探りに来たんじゃないか!ということで、意地でもここで釣る。状況が厳しいと解ったため、これまでのノウハウを活かし、「地元スペシャル技 - 水面ギリギリ振り子リグ流し」でジュゴン型テトラの穴面の向こう側の面までリグを送り込んで沈め、丸みを帯びたテトラの足元からシェイキングアクションをさせながら回収するという要領で、見えない部分を安全に攻めていった。

20061022mbr

 あらま、やっぱり居たね〜。底から水深の半分くらいまでシェイキングで浮いたあたりで食ってきたので「メバルかアイナメ・クジメだな」と思い、根に突っ込まずにブルブルブルッときたので「あ、メバルですねぇ」と、取り込む前に解っちゃうのが楽しい♪しかしまぁ小さいわな…、14cmのメバルでした。。。

 渋い状況ながらとりあえず1匹釣り上げたので、そそくさと移動。次は西舞子漁港。ここは本当に懐かしい。小さくて小汚くて、でも水は綺麗で、釣り客もまばらで、ほんと何も変わってないね。いや、魚の数は変わっているのかもしれない…。小波止で釣りをしている人たちの様子を見てみると、サビキでイワシを釣っている人が数名、それを尻目に僕はテトラ帯に登ってゆく。…と、「フォォォゥ!やったぁ!」「すごいっ!おめでとう!」との声が背後から聞こえた。何かと思って見てみると、誰かが7,8cmほどのカサゴを掛けて大喜び拍手喝采の様子。。。そうかぁ、ここもそんなに魚が居ないんだな…、と悟らされてしまった。

 気を取り直していざ実釣。ここのテトラはかなりひさしぶりだが、やはり釣りにくい場所だ。なぜだか解らないが、他所と比べて異常に根掛かりするテトラなのだ。そしてとにかく高い、高く積みすぎっ。浅場でのテトラ探り釣りであれば、テトラ際の部分も探る範囲に入るのだが、ここは根魚が隠れているポイントがテトラ帯内側(=テトラの山のてっぺんから探る)に集中しているのと、ただでさえ流れの速いことで有名な明石海峡の潮流が周辺地形の関係で増幅されるため、テトラ帯外側は探り釣りの対象外となる。
 下記のリンクから周辺地図を参照できます。テトラ帯の前にテトラ一文字があって、その間を激潮が流れるという地形。
・西舞子漁港周辺地図はこちら

 根掛かりに苦戦し、釣れる釣れない以前にリグを消耗してゆく…。南向きで頻繁にアタリが出るがどうもフグのようで、ワームをどんどん食い千切られる。フグ対策で「ママワーム」にチェンジするが、足場が高く水面まで遠いことが災いし、ワームの視認性が悪すぎる。よって根掛かり頻発。。。

 そこで初登場、「月下美人 ビームスティック2.2」。素材はママワームとよく似ておりビヨ〜ンと伸びるし耐傷性が高く硬い。さらにデイゲーム定番カラーのピンクを選択したため、視認性も問題ない。
lure beamstick

 ワームチェンジと同時にジグヘッドのウェイトも0,9gから1,8gに増量し、ボトム感知優先に変更。だってこんなところにメバルは居ないからね、いるならカサゴかソイだから。そして来たっ、すごい引き!こりゃきっとソイだな?

20061022msoi

 出ました、ムラソイ24cm!このお魚さん、身体をグイッと曲げてポーズをしているんだけど、大きさ解るかな?ワームが全長5cm程、Popyの指が写っているからそれも比較参考に。予想に反してけっこう良い型が出たのは嬉しい。そしてかなりデップリとした体格の良い魚体で、食べるところがいっぱい♪そのぶん猛烈な引きをしてくれて正直焦って竿を落としそうになったというのは秘密・・・

 今度は再度ママワームに変更。水の濁りがやや濃い漁港内向き側の暗〜いところを狙ってみる。6穴目くらいで来たっ

20061022ksg

 いいねぇ、真っ赤なカサゴ。よく引いてくれた。ちっちゃいけどさ。

 そんなわけで、真面目にやってもこんな釣果にしかならなかったわけだけれど、ソイに関して言えば「数より型」が釣れたし、楽しかった。僕の釣りの原点、そこに帰れば良い思いができるかも、なんて思ったのは甘かったみたい。それでも、何年経っても変わらないこの場所、変わらずに待っていてくれるのなら、これからもたまには釣りに行こう。

ダイワ(Daiwa) 月下美人 ビームスティック
ダイワ(Daiwa) 月下美人 ビームスティック


●今回の使用ロッドはもちろん「マイクロショット
・マイクロショットに関する記事はこちら

プロックス(PROX) マイクロショット MS60ULEF
プロックス(PROX) マイクロショット MS60ULEF



※人気のある商品のため売切れの場合があり、一時的に商品リンクが切れている場合があります。


トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 画伯@プロ昼間めばる釣り師・・    2006年10月25日 09:19
5 画伯です。
こういう、童心に帰れる釣りは 癒されますな。わしも、今週末は出撃の予定です。数はまだ望めそうにないですが、戯れてきます。

リンクありがとうございました。
ちょっと 表紙の写真を拝借しまして
リンクさせてもらいました。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
プロフィール
プロフィール用画像
Popy

幼い頃から海が好きで、ともだちと誘い合って何気なくやっていた「釣り」。成長し大人になり、しばしのブランクが空いたのちに、行動力・経済力・情報収集力を持ち合わせて改めて踏み込んだこの世界、ここが自分のあるべき場所だと知った。いつもの場所へ、ときには新しい場所へ赴き、釣ることを楽しみ、そのために尽くす手段や試行錯誤を楽しみ、釣り上げた生命に感謝し、それらすべての気持ちを友人と分かち合い、次の釣行を楽しみにしながら過ごす毎日。釣りは、釣るだけじゃない、だから楽しい。
Popy's Another Blog
カテゴリー
最新記事
記事検索
月別アーカイブ
最新コメント
求め続けた1杯 (MebaBlack@朝霧根魚釣査隊々長)
求め続けた1杯 (かずぼぅ)
求め続けた1杯 (ティーポ)
求め続けた1杯 (ティーポ)
Fisherman's リンク
ショップ・メーカー リンク
The sea conditions
提携サイト