2006年11月03日
丹後半島〜久美浜、遠征釣行・一人旅

先日の東二見人口島への釣行を以って「根魚シーズン開幕宣言」をしたわけだが、タイミングを同じくして昼間めばる釣り師の画伯さん(画伯さんのブログはこちら)も「シーズン到来」を宣言されたので、こりゃ日本海側もイケる!と、高釣果の期待を胸に、ここ一発の気合の遠征を実行した。
正直に、そしてあっさりと結論から言うと、非常に厳しい釣果に終わった。入念に、そして執拗に、情報収集を重ね、航空写真を元に周辺地形や潮の当たり方、風の影響等も頭に入れた釣り場選択をしていたのだが…、潮回りが良くなかったのか、まだ根魚には早すぎたのか、そもそも釣り場選びに誤りがあったのか、今回は良い結果を残せなかった。
やはり釣り場には一度行ってみないと何もわからないからね、良い下見にはなったと思ってる。上記で「潮回り」のことを挙げたけども、「大潮なら良く釣れる」とか「満潮からの下げが狙い目」とか、そんな単純なことは実際無いし、本当場所によりけりなもの。Popyの地元の明石海峡周辺の海では、むしろ小潮や潮止まりが釣り易く好まれるし、流れの向きがはっきりしている海域なので「上げ下げ」よりも「右左」による潮の当たり方のほうが重要なんだわ。時間もマズメ時の中の短い時合いでしか釣れないなんて言われることもあれば、昼間でも攻め方次第でいくらでも釣れるという話もある。だから、一般論を過信せず、知らない釣り場へは四の五の言う前にとりあえず行ってみなきゃって話。
話を元に戻すとともに気を取り直して、今回の釣行の話をしよう。

ここは伊根の南の外れ「亀島」というところ。道路がここで終わるので、事実上車でアクセスできる伊根の先端部にあたる。
・亀島周辺の地図はこちら
深夜1:20に明石を出発し、4:30頃伊根亀島に到着。長距離運転の疲れを取るため1時間ほど仮眠した。夜明けが近づいて空が青さを帯びてきた頃、お腹が空いたためここで朝食。非常に寒い、気温は9℃!こりゃいかんと「アルポット」で湯を沸かし、暖かいスープを作り、持参したパンと一緒に頂いた。しばしの安らぎのひととき♪アウトドアでの食事、Popyにとってはこれが結構釣りの醍醐味だったりする。

だいぶ明るくなってきた6:00頃、周りに居た他の釣り客が皆車から出てきたので、Popyも早速83deepの準備を始めた。周りの人たちは皆ゴムボートや折り畳み式ボートを組み立てはじめ、続々と海上ヘと出ていった。確かに、水深は浅く船着場は無いのに、スロープはある、ゴムボート向きだ、ここはそういうところなんだねぇ。そうしてボートの上からブラクリ仕掛けを沈める人や(たぶんアイナメ狙い)、なんと海上でエギングする人もいて、なんだか面白い光景だった。
ここには岩場・ケーソン・護岸・捨石場などがあり、小さいスペースでいろいろな条件の揃った釣り場である。海底は一部の砂地を除いて見渡す限りほとんどが粗い岩肌で、根魚の溜まり場になりそうなかんじだ。まずはケーソンで、次に岩場で、5投ずつほどキャスト&ボトムパンピングで攻めるが、反応が無い、んんん〜。もう一度ケーソンの方へ行き、今度はちょっと大袈裟なぴょんぴょんアクションを交えつつ寄せてくると、コツッと一瞬何かあたった感じがした。2投目、同じようにしてみるとやはりコツッと来る、しかしその後が無い。3投目、ぴょんの後のステイを長くして、ズルズル引くようにしてみると…、コツッ、ツッツッツッてなかんじでさっきより深くアタったのでバシッとアワセると、素早く・しかし非力に引く、何かが掛かった様子。

メゴチ19cm
ぶっ!なんじゃこりゃ、メゴチ…。しかしまぁまぁのサイズ。こんな小さな口してるんだもん、どうりで簡単に乗らないわけだ。メゴチは以前、投げでキス釣りをしていたときにたくさん釣ったものだ。見た目は変ちくりんだけれど、食べるととても美味しい。捌くのも普通の魚よりややこしいのだが、キスと一緒に食べてみてメゴチの方がキスよりも美味しかったのが今でも忘れられない。
まぁなんか釣れることが解ったので、少し移動してキャスト。同じようにしてみると1投目で来たっ、乗った乗った!しかし今度はごっつ引くぞ〜なんだこりゃ?

ササノハベラ22cm
うわっ、こんな奴まで…。ベラも投げでよく釣れたなぁ、引きは結構強いから感触だけは嬉しいけど、見た目がこんなだから今まで食べたことは無い。恐い顔してるなぁ、意外に歯がすごい。
なんかこうパッとしないので、青島の見える赤灯台のある側へ歩いて行き、捨石だらけの場所でキャスト。こんどは真面目に根魚狙い、再度ボトムパンピングで攻める。すると、ガッと来た!グッグッと勢いよく底に向かって引く、こりゃ間違い無く根魚だな?

アナハゼ23cm
これは、確かに根魚だ…。

上の奴と同じ魚だが、美顔をアップで…

少し場所を変えてもう1投、またアナハゼ…
いままでいっぱい釣りをしてきたけれど、アナハゼを釣ったのはこれが初めて、だからいちおう少し嬉しかったよ。なんだかキス釣りの外道のようなのばかり釣れるので移動しますか〜
亀島からすぐ北側にある「新井港」へと移動した。ちょうど漁船が漁から帰ってきたところで、車が非常にたくさんで停めるところが見つからない。漁協外にいた漁師の奥様と思われる素敵な女性に声を掛け、車を停められる場所が無いか尋ねると親切に教えてくれて、自家用ラリーカーはこんなかんじに収まりました。。。

ここは波止とテトラと磯場があり、面白そうなところだ。車を停めた場所のすぐ脇の木々の間から向こう側の磯場へ行ける。結構ロッククライミングなかんじで、83deepではタックルを守りきれないため、探り釣りバッグを背負い、マイクロショットを縮めた状態で身軽に磯場へ向かった。早速マイクロショットを組み立てて〜♪のはずが、不注意で愛竿マイクロショットの穂先を折ってしまった!
これで1投もすることなく磯場をあとにし、テトラを攻めたかったのにそれも出来なくなってしまった。このことはあとあと響き、今回の釣行では一切のテトラ探り釣りが出来なくなってしまったのだ…。無念。83deepに持ち直し、漁協前から5投ほどキャストして遊んでみるが、ここはメゴチも出ない。移動することに。
丹後半島をぐる〜っと西側に回り、間人(たいざ)へとやってきた。ここは蟹の水揚げで有名だが、釣りではアイナメやカサゴでメジャーなところらしい。

なんとまぁ釣り人の少ないことか、どこでも竿を出せるじゃないか。ということで、あちこち歩き回ってキャストしまくること10分ほど。
ん〜何も出ない。あとはテトラか…、この長い83deepでテトラの中を攻めることはできないが、まぁテトリストたる者はテトラの上に立ってみよう。そしてテトラの上からキャスト、2投目で何かがヒット!おぉ、潜るねぇ、根魚だな?

アナハゼ19cm
またこれですか…。しかしまぁ話には聞いていたが、アナハゼは住んでいる場所によって体色の変化が激しい。さっきのは毒々しい青緑色だったけれど、今度のは美味しそう♪
美味しそう?そう、腹が減って仕方がないのよ、朝食が早かったからね。そこで「道の駅・てんきてんき丹後」に食事をしに向かった。

海鮮丼、これが食べたかったのよ!豪華だ、そして旨い。上に乗る魚種は日によって変わるという噂だが、今回はブリと甘海老とイクラとイカとタコ。ブリは刺身としてはやや大きいんじゃないかというくらいのサイズの切り身が6枚も乗っていて、甘海老も大サイズ、味噌汁と美味しいお漬物も付いて¥1200は安い。美味しかった〜、またいつか食べに行こう♪
そして次に向かったのは「五色浜」。


こんなかんじのところ。山中の主道から五色浜に降りる道と案内表示があり、進んでゆくと駐車場がある。きれいなトイレもあった。いちおう83deepを持って歩き回ってはみたんだけれど、ここはどうも磯投げ釣り向きのようで、遠投げしなければ何も狙えそうになかった。ゴツゴツした足元にはそこらじゅうに海水が溜まっており、その中には取り残された小さな魚や蟹・ヤドカリなどがいっぱい居た。魚はアイナメ稚魚やハゼのようだった。結局ノーキャストで、景色だけ満喫して移動。
次は久美浜町の蒲井(かまい)の埋立地。ここをクリック!こんなところ。
・上のリンクは第八管区海上保安部・海洋情報部ホームページにリンクしています。
ここは結構たくさんの釣り人で賑っていた。波止と反対側の岩礁帯は空いていたので、そこで何度もキャストしてみたが、何も居ないようだ。なんて思っていたら不意に高波が3発ほど来て、膝下がズブ濡れになっちゃった…。うぅ、辛い…。こんなこともあろうかと、ズボンと靴下とパンツの替えは用意しておいたので助かった〜。
・蒲井と旭の周辺地図はこちら
最後に行ったのはすぐ北に位置する「旭漁港」。ここをクリック!こんなところ。
・上のリンクは第八管区海上保安部・海洋情報部ホームページにリンクしています。
すごく良さそうなところでしょ?実際アイナメやカサゴの実績が高いという噂だ。漁港から左右に広がる磯場には歩いてすぐに行けるらしく、Popyも行くつもりだったが、ここにきてもうその元気がなくなってしまい、手近な港内で竿を出すのが精一杯だった。まぁそんなふうで釣れたら苦労しないよね。魚だって命がけだから。
もうじゅうぶん頑張った、そう思い、予定より少し早かったが13:20を以って帰路に着くことにした。ちょうど出発から12時間だ。本当はね、瀬戸内海と違って面白いほど釣れるはずと思っていたから、ここ旭まで来るとは思っていなかった。どこかで釣果に満足したらそこで切り上げて早々に帰ろうと決めていたからね。しかし現実はこうも厳しいものなんだね〜。テトラの1つでも探ることができれば、大カサゴの1匹でも釣り上げていただろうに…。まぁ、楽しかったよ。いろいろな景色を見て、地元の味を堪能し、観光旅行としてはかなり上等なものだし(^^;



