2006年11月10日
極・探り釣り 〜獲るためのスタイル〜
ショア(陸)から根魚を狙うにあたって、まずもっともポピュラーな釣り方と言えるのがテトラや捨石周りの探り釣り。しかしながら、釣り場ではきちんと探れていない人や、そもそも探るポイントをまったく解っていない人をよく見かける。いや、そのような人しか見たことがないのが事実だ。魚が足元に居るのにそれを獲れない人、「居そう」と思うはずなのに攻め方が解らないのか竿を向けることなく次の穴に移動する人、そんな人が多いということは、皆釣果は落ちるし100%楽しむことができていないということになる。
以前の記事「根魚シーズン開幕宣言!」でも一度軽く触れたが、今回はPopyの提唱する「極(ごく)・探り釣り」の有効性・必要性・その実践方法を、イラストを交えて説明してゆこう。
以前の記事と重複する部分もあるが、再度改めて概要から話すとこうだ。
Popyの考える「極・探り釣り」は、狙うポイント、リグの通し方、タックルの構え方さえ変わる。もっとも、Popyは常に「極・探り釣り」のスタイルで攻めるため、いつも通りでいいのだが、一般の探り釣り客がしている釣り方とは大きく異なることを強調しておきたい。
[極・探り釣りのポイント]
一、 利き手でライン(リールから第一ガイドまでの間)を持ち、もう一方の手でロッドを持つ。
二、 ラインの垂らし量は底を取れる長さ+70cm程にし、ラインを持つ利き手を引くことでフリーになる長さを調節する。
三、 ロッドでアクションをさせるのではなく、利き手のラインで行う。アタリは穂先ではなく利き手で取る。アワセはロッドではなく利き手で行う。魚を掛けて根からひきずり出すときは、リールを巻くのではなく利き手を大きく引きつける。
四、 リグ挿入時はロッド先端に、ラインコントロール時はリール側のラインテンション及び手元の余り糸の位置に気を配る。
このようにしなければ、絶対に攻められないポイントがある。このようにしなければ、そこに居るのに獲れない魚がいる。
さて、文章だけ見てもイメージがパッと湧かないものだから、ここからは話を順序立てて説明することにしよう。
●小さな画像をクリックすると少し大きくなった画像が表示されるので、イラストをよく見たいときはまずクリック↓↓↓
[例1、普通の人]

これはごく普通の釣り客、探り釣りをしていらっしゃる。テトラの上を歩いて、適当な穴を見つけるとそこに腰掛けて、仕掛けを穴の真上から落としこんでアタリを待つ姿である。また、一度腰掛けるとなかなかそこから動かずに同じ穴の上でず〜っと竿を出す人も多い。
みんな結構こんなかんじだよね。Popyの通っている東二見人口島等は、投げのカレイ釣りと、この根魚探り釣りのメッカであるが、見る人は皆このようなスタイルの釣りだ。なお、テトラ探り釣りにおいては使用仕掛けが生餌だろうとルアーだろうと、攻め方・探り方に大差は無い。
これでもとりあえず釣れる、釣れるから皆こうしてやっているわけだけれど、これでは「運」が無ければ高釣果は望めない。
[例2、ラインを肌で操る]

そこでまずは「極・探り釣り」の基本、構え方から入ろう。上項「一、」の内容と重複するが、利き手でライン(リールから第一ガイドまでの間)を持ち、もう一方の手でロッドを持つこと。これが基本の型であり、探り始めてから魚を掛けて取り込みを終えるまでの間これが崩れることは無い。
ラインを手持ちにすることでどのようなメリットがあるか?その必要性とは?
その答えとして、まず1つに「リグの操り易さ」が挙げられる。上のイラストのように何ら攻めるのに苦労しないような垂直に落とし込むだけのポイントであっても、ワームを活き活きと・効果的にアクションさせることができれば、1つ奥の穴から魚が飛び出してくることだってある。
「操る」とは言っても実際に動かすのは手元のラインのみ。単純にライン長およびラインテンションの増減とそのリズム、それに尽きる。「それなら普通の竿さばきとリール操作だけでもできるじゃないか」と思うのが普通だろう、しかし理屈と現実はやや異なったものであった。
フリーでフォール中のワームは小さな水流を生み、潜行方向に指向性が発生する。ラインテンションを一瞬与え、ワームのヘッドの向きを変えてやると、フォール姿勢を保ったまま潜行方向をクルッと変えて進んでゆく。これを連続して行うと、ワームは一定の空間内をぴょんぴょんクルクルと繰り返し泳ぎ続ける。ワインド釣法やフィギュアエイトアクションとは違うが、どのようなワーム類であっても、スイミングに不向きなラウンド形状ジグヘッドであっても、半強制的に同じようにアクションさせることができる。
これを竿さばきでやってみるとあら不思議、同じようにできない。手で引いたラインの長さと同じだけ竿を煽っても、同じようなテンポでツンツンとテンションを加えてやっても、ちっともリグをダイレクトに操ることができないのである。いや、やっていればそれなりに動きはするのだが、能動的に動きを与えているのとはだいぶ違う。

更に、上のイラストのような上下をテトラに囲まれた状況では、竿さばきによる操作は難しいが、ライン手持ちによるアクションなら自由自在だ。操作感・実際のアクション共に、ライン手持ちの方が優位であることは間違いない。
生餌のエビやゴカイ類を使用した仕掛けでも同様に、餌の位置を自在に操作することで「餌任せ」「待つ釣り」から一転して「攻めの釣り」に変わる。
[例3、極奥を攻める]

タックルの構え方・リグの操り方が解ったら、次はポイントを攻めてゆこう。テトラや捨石周りの探り釣り、これは足元でも釣れてしまうから楽しい釣りなのだけれど、大物が足元から出ることはごく稀だ。大きな根魚ほど暗い場所を好む傾向にあり、足場の危険な探り釣りはほとんどが日中の釣行になるため、できるだけ暗い奥から奥から攻めてゆくのが高釣果への1つの条件となる。
折り重なったテトラをまたいで上からリグを落としてゆくのはもちろん、山積みテトラの下をくぐらせるようにして攻める柔軟さが大切。上のイラストのように、足元ではなく何列も奥のテトラの下に見える暗い水面を、ロッドの届く限り攻めてゆく。暗がりの奥に水面が見えたらとりあえず探ってみる価値はある。
[有効性 - クレーン式投入]

ラインを手持ちすることで、ロッドから垂れているフリーのライン量を瞬時に伸縮することが可能となる。そのため上下をテトラに囲われたような狭い隙間に竿を出すときも簡単だ。上のイラストを見てみよう、ラインがフリーで出たままだと、どこに突っ込もうにも「×」のようにリグやラインが引っ掛かってきりがない。「それならその都度リールで巻き上げておけばいい」と考える人もいるだろう。例えば120cm巻き取るのに2000番のリールであれば通常約3回転程度回す必要があり、数秒を要する(メーカー公表値ではなく実際問題)。
一方、ライン手持ちでは手元のラインをサッと寄せるだけで、時間にして0.2秒程度で軽く150cmは引き上げることが可能だ(これは手元を頂点とし、リール側・ガイド側にそれぞれ1辺ずつ余りのラインが伸びるため、75cm引き寄せれば倍の150cmの巻き取りという結果になる)。速さ・巻き取り量共にリールよりライン手持ちの方が有効であることが言える。
「リグやラインが垂れていると通せないけど、竿だけならなんとか入りそう」、クレーン式の投入方法を使えば、そんなポイントを逃すことなく攻めることができる。リールでラインを出したり巻いたりする必要が無いため、次から次へと手返しよく攻められるのも魅力だ。
[有効性 - リールレス操作]

ライン手持ちは「素早いから」とか「手返しが良いから」とか、そのメリットゆえに敢えてリールを使わない場合は別として、リールのハンドルを回したくても手が入らないような隙間を通して攻める場合や、ロッドを持つ手を目一杯伸ばして奥のポイントを攻めているためにリールに手が届かない場合がある。そんなときでもライン手持ちならば、いつでも小脇でラインを操ることができる。(上のイラスト参照)
[有効性 - アタリもアワセもこの手で]
ラインを手で持っているのだから、当然アタリは明確に伝わる。聞きアワセや送りアワセ等の高度なテクニックも、簡単に実践しモノにしてゆける。
根魚の場合「むこうアワセ」な感が強いので、必ずしもアワセは必要ではないが、「奥に潜られないようにする・穴から引き離す」という目的での早い段階のアワセは覚えておこう。
[例4、スイング&リリース投入]
どんなに手を伸ばしても、手の長さ・ロッドの長さの限界以上は攻められない、そう思う?下のイラストを見てみよう、これで解るかな?(画像クリックで拡大)

ここまでの「ライン手持ち」や「クレーン式投入」を踏まえ、上のイラストのような状況に至る。狙いたいのは奥の赤い○のポイント。ロッドの先端よりもまだ奥で、そのままラインをフリーにしてもそこにはリグを投入することができないという状況だ。
クレーン式でフリーのライン長を短くした状態、これを揺さぶるとリグが振り子のように行ったり来たりして加速するのは解るだろう(A)。振りを狙いたいポイントに向けて、勢いを付けて、適切なタイミングでラインをフリーにしてやる、上手くやれば届かなかった向こうのポイントへリグを送り込むことができる(B)。そして着水と同時に強烈な引きっ!ということがPopyはいままでに何度もあった。
このようにして欲張って奥へ奥へと攻めれば攻めるほど、根掛かりする頻度も増えてくる、限りあるリグをどんどん消耗してゆく…。しかし、それは恐れないことだ。そしていずれは、根掛かりさえも克服して自分のものにしてゆける。慣れてくると根掛かりしないような投入の仕方が解ってくるし、掛かってしまったときの外し方が身に付いてくるから。「根掛かり確実!」と思われるポイントをあえて攻める、そして掛かるのは根か根魚か…。不利な選択をしてでも魚を掛けさえすれば、その価値はあるよね。
以上、ここまでとても長くなったが、今回は「極・探り釣り」について多くを語ることができた。人よりも多くの根魚を、少しでも大きな型を釣りたいがために、いろいろ考えながらやってきた。そしたら左手にマイクロショット、右手にフロロライン、竿先にワームをぶら下げて、気がつけば僕は「極・探り釣り」をしていた。
所詮は一人の人間の思いつき、その結果実った1つの方法論に過ぎない。もっと斬新ですばらしい釣り方を考える人がいるかもしれない。な〜んて大袈裟に言うほどのこともないはずだけど、既定の物事を基本から考え直すことは面白くもあり、難しくもあった。
その甲斐あってか、釣り場では「何を釣られているんですか?面白そうですね」などと尋ねられることがあり、好奇心の目で見られることが多い。僕は探り釣りをしているつもりだけれど、周りから見るとそうは見えないのだろう。そのくらい、普通の釣り方とは違うんだと思う。
そんな「極・探り釣り」、今後多くの人に実践していってほしいと僕は思う。
以前の記事「根魚シーズン開幕宣言!」でも一度軽く触れたが、今回はPopyの提唱する「極(ごく)・探り釣り」の有効性・必要性・その実践方法を、イラストを交えて説明してゆこう。
以前の記事と重複する部分もあるが、再度改めて概要から話すとこうだ。
Popyの考える「極・探り釣り」は、狙うポイント、リグの通し方、タックルの構え方さえ変わる。もっとも、Popyは常に「極・探り釣り」のスタイルで攻めるため、いつも通りでいいのだが、一般の探り釣り客がしている釣り方とは大きく異なることを強調しておきたい。
[極・探り釣りのポイント]
一、 利き手でライン(リールから第一ガイドまでの間)を持ち、もう一方の手でロッドを持つ。
二、 ラインの垂らし量は底を取れる長さ+70cm程にし、ラインを持つ利き手を引くことでフリーになる長さを調節する。
三、 ロッドでアクションをさせるのではなく、利き手のラインで行う。アタリは穂先ではなく利き手で取る。アワセはロッドではなく利き手で行う。魚を掛けて根からひきずり出すときは、リールを巻くのではなく利き手を大きく引きつける。
四、 リグ挿入時はロッド先端に、ラインコントロール時はリール側のラインテンション及び手元の余り糸の位置に気を配る。
このようにしなければ、絶対に攻められないポイントがある。このようにしなければ、そこに居るのに獲れない魚がいる。
さて、文章だけ見てもイメージがパッと湧かないものだから、ここからは話を順序立てて説明することにしよう。
●小さな画像をクリックすると少し大きくなった画像が表示されるので、イラストをよく見たいときはまずクリック↓↓↓
[例1、普通の人]

これはごく普通の釣り客、探り釣りをしていらっしゃる。テトラの上を歩いて、適当な穴を見つけるとそこに腰掛けて、仕掛けを穴の真上から落としこんでアタリを待つ姿である。また、一度腰掛けるとなかなかそこから動かずに同じ穴の上でず〜っと竿を出す人も多い。
みんな結構こんなかんじだよね。Popyの通っている東二見人口島等は、投げのカレイ釣りと、この根魚探り釣りのメッカであるが、見る人は皆このようなスタイルの釣りだ。なお、テトラ探り釣りにおいては使用仕掛けが生餌だろうとルアーだろうと、攻め方・探り方に大差は無い。
これでもとりあえず釣れる、釣れるから皆こうしてやっているわけだけれど、これでは「運」が無ければ高釣果は望めない。
[例2、ラインを肌で操る]

そこでまずは「極・探り釣り」の基本、構え方から入ろう。上項「一、」の内容と重複するが、利き手でライン(リールから第一ガイドまでの間)を持ち、もう一方の手でロッドを持つこと。これが基本の型であり、探り始めてから魚を掛けて取り込みを終えるまでの間これが崩れることは無い。
ラインを手持ちにすることでどのようなメリットがあるか?その必要性とは?
その答えとして、まず1つに「リグの操り易さ」が挙げられる。上のイラストのように何ら攻めるのに苦労しないような垂直に落とし込むだけのポイントであっても、ワームを活き活きと・効果的にアクションさせることができれば、1つ奥の穴から魚が飛び出してくることだってある。
「操る」とは言っても実際に動かすのは手元のラインのみ。単純にライン長およびラインテンションの増減とそのリズム、それに尽きる。「それなら普通の竿さばきとリール操作だけでもできるじゃないか」と思うのが普通だろう、しかし理屈と現実はやや異なったものであった。
フリーでフォール中のワームは小さな水流を生み、潜行方向に指向性が発生する。ラインテンションを一瞬与え、ワームのヘッドの向きを変えてやると、フォール姿勢を保ったまま潜行方向をクルッと変えて進んでゆく。これを連続して行うと、ワームは一定の空間内をぴょんぴょんクルクルと繰り返し泳ぎ続ける。ワインド釣法やフィギュアエイトアクションとは違うが、どのようなワーム類であっても、スイミングに不向きなラウンド形状ジグヘッドであっても、半強制的に同じようにアクションさせることができる。
これを竿さばきでやってみるとあら不思議、同じようにできない。手で引いたラインの長さと同じだけ竿を煽っても、同じようなテンポでツンツンとテンションを加えてやっても、ちっともリグをダイレクトに操ることができないのである。いや、やっていればそれなりに動きはするのだが、能動的に動きを与えているのとはだいぶ違う。

更に、上のイラストのような上下をテトラに囲まれた状況では、竿さばきによる操作は難しいが、ライン手持ちによるアクションなら自由自在だ。操作感・実際のアクション共に、ライン手持ちの方が優位であることは間違いない。
生餌のエビやゴカイ類を使用した仕掛けでも同様に、餌の位置を自在に操作することで「餌任せ」「待つ釣り」から一転して「攻めの釣り」に変わる。
[例3、極奥を攻める]

タックルの構え方・リグの操り方が解ったら、次はポイントを攻めてゆこう。テトラや捨石周りの探り釣り、これは足元でも釣れてしまうから楽しい釣りなのだけれど、大物が足元から出ることはごく稀だ。大きな根魚ほど暗い場所を好む傾向にあり、足場の危険な探り釣りはほとんどが日中の釣行になるため、できるだけ暗い奥から奥から攻めてゆくのが高釣果への1つの条件となる。
折り重なったテトラをまたいで上からリグを落としてゆくのはもちろん、山積みテトラの下をくぐらせるようにして攻める柔軟さが大切。上のイラストのように、足元ではなく何列も奥のテトラの下に見える暗い水面を、ロッドの届く限り攻めてゆく。暗がりの奥に水面が見えたらとりあえず探ってみる価値はある。
[有効性 - クレーン式投入]

ラインを手持ちすることで、ロッドから垂れているフリーのライン量を瞬時に伸縮することが可能となる。そのため上下をテトラに囲われたような狭い隙間に竿を出すときも簡単だ。上のイラストを見てみよう、ラインがフリーで出たままだと、どこに突っ込もうにも「×」のようにリグやラインが引っ掛かってきりがない。「それならその都度リールで巻き上げておけばいい」と考える人もいるだろう。例えば120cm巻き取るのに2000番のリールであれば通常約3回転程度回す必要があり、数秒を要する(メーカー公表値ではなく実際問題)。
一方、ライン手持ちでは手元のラインをサッと寄せるだけで、時間にして0.2秒程度で軽く150cmは引き上げることが可能だ(これは手元を頂点とし、リール側・ガイド側にそれぞれ1辺ずつ余りのラインが伸びるため、75cm引き寄せれば倍の150cmの巻き取りという結果になる)。速さ・巻き取り量共にリールよりライン手持ちの方が有効であることが言える。
「リグやラインが垂れていると通せないけど、竿だけならなんとか入りそう」、クレーン式の投入方法を使えば、そんなポイントを逃すことなく攻めることができる。リールでラインを出したり巻いたりする必要が無いため、次から次へと手返しよく攻められるのも魅力だ。
[有効性 - リールレス操作]

ライン手持ちは「素早いから」とか「手返しが良いから」とか、そのメリットゆえに敢えてリールを使わない場合は別として、リールのハンドルを回したくても手が入らないような隙間を通して攻める場合や、ロッドを持つ手を目一杯伸ばして奥のポイントを攻めているためにリールに手が届かない場合がある。そんなときでもライン手持ちならば、いつでも小脇でラインを操ることができる。(上のイラスト参照)
[有効性 - アタリもアワセもこの手で]
ラインを手で持っているのだから、当然アタリは明確に伝わる。聞きアワセや送りアワセ等の高度なテクニックも、簡単に実践しモノにしてゆける。
根魚の場合「むこうアワセ」な感が強いので、必ずしもアワセは必要ではないが、「奥に潜られないようにする・穴から引き離す」という目的での早い段階のアワセは覚えておこう。
[例4、スイング&リリース投入]
どんなに手を伸ばしても、手の長さ・ロッドの長さの限界以上は攻められない、そう思う?下のイラストを見てみよう、これで解るかな?(画像クリックで拡大)

ここまでの「ライン手持ち」や「クレーン式投入」を踏まえ、上のイラストのような状況に至る。狙いたいのは奥の赤い○のポイント。ロッドの先端よりもまだ奥で、そのままラインをフリーにしてもそこにはリグを投入することができないという状況だ。
クレーン式でフリーのライン長を短くした状態、これを揺さぶるとリグが振り子のように行ったり来たりして加速するのは解るだろう(A)。振りを狙いたいポイントに向けて、勢いを付けて、適切なタイミングでラインをフリーにしてやる、上手くやれば届かなかった向こうのポイントへリグを送り込むことができる(B)。そして着水と同時に強烈な引きっ!ということがPopyはいままでに何度もあった。
このようにして欲張って奥へ奥へと攻めれば攻めるほど、根掛かりする頻度も増えてくる、限りあるリグをどんどん消耗してゆく…。しかし、それは恐れないことだ。そしていずれは、根掛かりさえも克服して自分のものにしてゆける。慣れてくると根掛かりしないような投入の仕方が解ってくるし、掛かってしまったときの外し方が身に付いてくるから。「根掛かり確実!」と思われるポイントをあえて攻める、そして掛かるのは根か根魚か…。不利な選択をしてでも魚を掛けさえすれば、その価値はあるよね。
以上、ここまでとても長くなったが、今回は「極・探り釣り」について多くを語ることができた。人よりも多くの根魚を、少しでも大きな型を釣りたいがために、いろいろ考えながらやってきた。そしたら左手にマイクロショット、右手にフロロライン、竿先にワームをぶら下げて、気がつけば僕は「極・探り釣り」をしていた。
所詮は一人の人間の思いつき、その結果実った1つの方法論に過ぎない。もっと斬新ですばらしい釣り方を考える人がいるかもしれない。な〜んて大袈裟に言うほどのこともないはずだけど、既定の物事を基本から考え直すことは面白くもあり、難しくもあった。
その甲斐あってか、釣り場では「何を釣られているんですか?面白そうですね」などと尋ねられることがあり、好奇心の目で見られることが多い。僕は探り釣りをしているつもりだけれど、周りから見るとそうは見えないのだろう。そのくらい、普通の釣り方とは違うんだと思う。
そんな「極・探り釣り」、今後多くの人に実践していってほしいと僕は思う。
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この記事へのコメント
1. Posted by ひげ
2007年04月09日 22:55
ご自分のテクニックを惜し気もなく、かつ分かりやすく教えて下さるpopyさんに、最高の尊敬の念を禁じ得ません。
釣りに対する姿勢と楽しみ方を考える機会を作って頂きました(o^-^o)
極めた人、更に極めようとされる人の、それを『愛する』気持ちって、スケールが違うなぁ、と、分かったような気分に勝手になりやがりましたm(__)m
とにかく尊敬します!
2. Posted by
Popy
2007年04月10日 06:35
>>ひげさん
「Always 冒険」をご覧頂きましてありがとうございます。
極・探り釣り、この記事は文章と自前のイラストばかりですが、伝えたかった真意をご理解いただけたようで嬉しいです。
釣り全体に関して「通い続ければ解る」とか「やっていれば身につく」みたいなものはもちろん大切で大きなものなのですが、この根魚釣りに関しては「攻め方・考え方を見直す」ことがもっとも重要ではないかと思うのです。
「足元にいる魚を獲れない」「そもそもいることさえ気が付かない」、そんな人がたくさんいる現実を残念に思い、ならばそれを覆す1つの方法をここに提示したかっただけなんですよ。
そしてこの地味な「探り釣り」、これを極めずして、沖の根を丹念に探ることなどできるはずもなく、スポーツ選手や楽器演奏家の日々のトレーニングの如く、続けてゆくべきものだと思っています。
「Always 冒険」をご覧頂きましてありがとうございます。
極・探り釣り、この記事は文章と自前のイラストばかりですが、伝えたかった真意をご理解いただけたようで嬉しいです。
釣り全体に関して「通い続ければ解る」とか「やっていれば身につく」みたいなものはもちろん大切で大きなものなのですが、この根魚釣りに関しては「攻め方・考え方を見直す」ことがもっとも重要ではないかと思うのです。
「足元にいる魚を獲れない」「そもそもいることさえ気が付かない」、そんな人がたくさんいる現実を残念に思い、ならばそれを覆す1つの方法をここに提示したかっただけなんですよ。
そしてこの地味な「探り釣り」、これを極めずして、沖の根を丹念に探ることなどできるはずもなく、スポーツ選手や楽器演奏家の日々のトレーニングの如く、続けてゆくべきものだと思っています。
3. Posted by ひげ
2007年04月16日 21:54
やはり、魚種を浮気するワタクシには
popyさんのお言葉を頂く資格がないようです。
だけど、私なりに釣りを愛していきますので、
よかったら、これからも相手してやって下さい。
大学に、釣り学部なんてのがあったら、
popyさんに根魚ゼミの講師になっていただいて、
もちろんワタクシは講議を受けにいきます!!(*^▽^*)
4. Posted by ひげ
2008年01月05日 20:08
疑問に思ったのですが、
フッキングの後は、どのようにして魚を引っ張るんでしょうか?
フライフィッシングみたいな感じでしょうか?
もしも、そうでしたら、指が切れたりしないのでしょうか?(^〜^;ゞ
5. Posted by
Popy
2008年01月06日 18:30
>ひげさん
ご質問の件、クレーン式投入の際の魚の取り込みについてだと思いますが、フッキング後、投入時と同じように手持ちのラインを引き寄せればロッドのティップ付近までルアーと魚が上がってきますので、そのままロッドを穴から引き抜けば完了です。これは何も考えなくとも実践中に自ずと解ることですね。狭い空間で、ロッドの煽りだけで魚を浮かせるよりもよっぽど楽で、僕の場合取り込める確率が格段に上がりました。
ライン手持ちによる怪我の可能性ですが、40cmクラスのアコウをこの方法で掛けてしまった場合は危険が考えられます。しかしまぁそれは想定外というか、かなり度が過ぎてますので、通常30cmくらいまでのソイやカサゴであれば手が切れるようなことはないです。ただ、ラインを手の上で勢い良く滑らせるようなことをした場合、その限りではないと思います。ラインはきちんと握りましょう。
ご質問の件、クレーン式投入の際の魚の取り込みについてだと思いますが、フッキング後、投入時と同じように手持ちのラインを引き寄せればロッドのティップ付近までルアーと魚が上がってきますので、そのままロッドを穴から引き抜けば完了です。これは何も考えなくとも実践中に自ずと解ることですね。狭い空間で、ロッドの煽りだけで魚を浮かせるよりもよっぽど楽で、僕の場合取り込める確率が格段に上がりました。
ライン手持ちによる怪我の可能性ですが、40cmクラスのアコウをこの方法で掛けてしまった場合は危険が考えられます。しかしまぁそれは想定外というか、かなり度が過ぎてますので、通常30cmくらいまでのソイやカサゴであれば手が切れるようなことはないです。ただ、ラインを手の上で勢い良く滑らせるようなことをした場合、その限りではないと思います。ラインはきちんと握りましょう。
6. Posted by ひげ
2008年01月06日 20:14
僕は2〜3m位の深さを探ることが多いのですが、
poppyさんの方法でイケるのか考えていました。
流石に無理のようですね…(^〜^;ゞ
【アワセまで手でやって、その後、素早くリーリングテク(笑)】(フライ方式ですかね?(^〜^;ゞ)
を身につけるべく努力してみます(o^∀^o)
poppyさんから、せっかく教えていただいたテクニック(考え方)ですもん!
7. Posted by
Popy
2008年01月07日 06:10
>ひげさん
深い穴を攻略するときは、もちろん更にラインを出すことやリーリングも必要になってきますので、イメージされているかんじで大体合っていると思いますよ。
「探り釣り」、奥が深いとは言え、所詮「いかにして魚の前に針を持っていくか」に尽きる釣りですので、状況に応じていろいろな引き出しを応用してゆくことが、今後更に釣果は伸ばす秘訣ですね。
深い穴を攻略するときは、もちろん更にラインを出すことやリーリングも必要になってきますので、イメージされているかんじで大体合っていると思いますよ。
「探り釣り」、奥が深いとは言え、所詮「いかにして魚の前に針を持っていくか」に尽きる釣りですので、状況に応じていろいろな引き出しを応用してゆくことが、今後更に釣果は伸ばす秘訣ですね。



